小さな太陽光パネルに秘めた力!検証4
Published by mabo under 03. 手作り太陽光発電 on 15:04さぁ、今回の検証実験は・・・
『あの時は助かった、非常用電源の使い方』です。
これが、
僕の自家発電利用の始まりでした。
「えっ、その前から遣っていたんじゃないの?」
・・・・・
リビングに明かりを灯し、携帯電話の充電をする。
そして、パソコンでインターネットに接続し情報を収集する。
この時には、最も必要な使い方でした。
あの事故が起きるまでは、自家発電は僕の単なる遊びに過ぎませんでした。
それまでは、ガーデンライトだけは毎晩照らしていましたが、あとはただ発電した電気を溜めているだけ。
『自分で作った電気なんか、どうせ大したことはない。』そう思っていました。
勿論、停電になればインバーターで100Vの家電品を動かしていました。
でも、ただそれだけの使い方しか知らなかったのです。
原発停止による電力不足により、当時計画停電が行われました。
僕の住むエリアは、ほとんど計画的に?停電が実施されました。
わずか2〜3時間の停電でしたが、とてもきつい時間でした。
でもこの経験あったからこそ、非常用電源の大切さを学ぶことが出来たのです。
今回の実験は、実際の計画停電時に、僕が行っていた内容です。
その時の僕にとっては、とても必要なことだったのです。
これが、緊急時何日継続して使えるのかを実験してみました。
基本は、今までと同じ。
小さな太陽光パネルを自動車用のバッテリーに接続し蓄電をします。
今回蓄電の期間は、特に定めていません。
大体2週間程度の蓄電だったと思います。
実際に使う時には、この程度の曖昧さでちょうど良いのかも知れません。
さて、改めて毎日使う家電品の紹介です。
バッテリーに溜めた電気は、なるべく直流のまま使った方がロスも少なく長持ちします。
でも今回は、あえてインバーターで交流100Vにしてから使うことにしました。
①リビングの明かりを灯す。
AC100VのLED電球(毎日5時間点灯/夜7時から12時までを想定
白熱電球60W形相当
810ルーメン 消費電力9.3W
インターネット(毎日2時間/パソコン・光端末・無線ラン同時に使用)
パソコンをインターネットへ接続するためには、 光端末や無線ランの電源も必要です。
また、消費電力はメーカーによっても変わってきますね。
参考までにどうぞ。
・ DELL製ノートパソコン(ACアダプタ)
・ NTT 光端末(ACアダプタ)
・ バッファロー製 無線ラン(ACアダプタ)
③スマートフォンの充電
震災の後、携帯電話の充電が出来ずに連絡が途絶えたと聞きました。
今時のスマートフォンは(僕のだけ?!)、毎日充電しないといけないようです。
さぁ、この3点での結果は!
① AC100VのLED電球・毎日5時間点灯
② インターネット・毎日2時間(パソコン・光端末・無線ラン同時に使用)
③ スマートフォンの充電・毎日
1日目、2日目と実験は終了しました。
問題が発生したのは、3日目のことでした。
DC-ACインバーターは、バッテリー電圧が10.5Vを切ると警告音が発生します。
この写真の様に、バッテリー電圧は10.5Vをきってしまいました。
この日、LED電球の点灯開始から、3時間30分後でした。
パソコンや無線ラン光端末、それから携帯電話の充電器は、接続してから約1時間30分後でした。
一度家電品を外すと、負荷が無くなった分電圧が回復します。そこで再びLED電球のみ接続してみます。
一時電圧は11.5Vまで回復し、この日点灯を開始からトータル約4時間20分後、再び警告音が発生してテストを終了しました。
【まとめ】
インターネット接続時間をほんの少しだけ短縮できれば、上記の家電品3日分の電気は賄えそうですね。
こんな小さな発電・蓄電のシステムでも、緊急時には十分役にたちそうです。
今回、小型自動車用バッテリー【40B19L(R) 5時間率容量 28A】を蓄電池としましたが、小さな太陽光パネルでも、お天気が続くと約1週間でバッテリーは満充電になってしまいます。
つまり、太陽光パネルの発電能力は、思っている以上に有るってことです。
バッテリーのサイズを大きくするだけでも、この自家発電システムの能力を上げることは簡単に出来ます。
ぜひ、一万円以下で出来る『自家発電』の力を、お試しください。