小さな太陽光パネルに秘めた力!検証2
Published by mabo under 03. 手作り太陽光発電 on 16:13この洗濯機の消費電力は520W。
わずか5Wの太陽光パネルで洗濯をしてみましょう。
勿論大きな家電品を動かすためには、予め電気を溜めて置く必要があります。
32インチの液晶テレビを観たときの様に、自動車用バッテリーを使い、1週間の蓄電をしておきました。
この期間は、毎日天候に恵まれていたことも付け加えておきます。
さて、検証です。
洗濯機の消費電力が520Wも有るので、前回の様に150Wのインバーターは使えません。
定格800Wのインバーター(正弦波)を使います。
このDCACインバーターは、本体を冷やすためのファンモーターが付いています。また変換のために、電流が1Aも消費します。
つまり家電品に接続してもしなくても、12Wは消費してしまうのです。
インバーターが大きくなればなるほど、この数字も大きくなります。
購入される場合は、使う家電品に的を絞ってから選択されることをお勧めします。
使った物
①小さな太陽光パネル 5W
②自動車用バッテリー 1週間の蓄電
③800Wの正弦波インバーター
では、結果です。
洗濯機などのモーター負荷は想像以上に大きく、800Wのインバーターが停止してしまいそうでした・・・
と言う事は・・・そうです。洗濯を無事遣り終えることに成功したのです。
正直、『厳しかった‼』と言うのが本音です。
蓄電量が多ければもっと楽に出来たでしょう。
やはりバッテリー2個は欲しいところです。
ついでに、と言っては何ですが・・・
冷蔵庫の稼動テストも行いました。
全定格内容積401L
2006年製ですから、それほど省エネではないのかもしれません。
電動機の定格消費電力100W
電熱装置の定格消費電力165W
でもこれなら、インバーターは300Wもあれば十分だろうと、150Wと同じ疑似正弦波のインバーターを用意しました。
そして蓄電に使ったバッテリーは、冷蔵庫を甘く見て(笑)、バイク用の小さなものでした。
使ったもの
②バイク用の小さなバッテリー 3から4日の蓄電
③300Wの疑似正弦波インバーター
接続後、問題なく冷蔵庫は動いてくれました。
『やった!!!』
ところが・・・15分ほどしてコンプレッサーが周りだすと・・・
インバーターが『かっちんかっちん』
どうやら、インバーターの能力が低かったようです。
20分間の接続でしたが、バッテリーの電圧はまだまだ12.6V近辺。
こんな小さなバッテリーでも、能力的には問題なさそうです。
続いてコンプレッサーの電力消費に挑戦すべく、800Wの正弦波インバーターでリベンジです。
①同じ
②同じ
③800Wの正弦波インバーター
バイク用バッテリーの電圧は12.8Vからスタート。
ほぼ、満充電です。
冷蔵庫との接続から約15分後、前日と同じようにコンプレッサーが動き出しました。
300Wのインバーターでおきた問題も、800Wなら難なくクリアーです。
接続から29分後、インバーターの保護回路が働き(バッテリー電圧10.5V)、テストは終了しました。
インバーター自体が1Aの電流を消費していますから、容量の少ないバッテリーで、30分近く動いてくれれば上出来です。
再実験は成功です。
冷蔵庫も、洗濯機同様バッテリーの蓄電量を増やすことで、長時間の使用が可能になります。
実験は続く・・・