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コイル巻き冶具の製作

Published by mabo under on 19:50


≪エアギャップ発電機は、コイルで決まる≫

発電機の能力は、コイルの巻き数と径はもちろん、いかに薄く仕上げるかが、
決め手となります

この課題をクリアーする為に、巻き冶具は必須アイテム

しかし、


『冶具をどうやって作ったら良いのかわからない』 と質問を受けることがあります

そこで比較的簡単に出来る、コイル巻き冶具の製作例を2つ、紹介します




上にある画像は、ローターに使った鋼板の切れ端です
この鋼板に穴を開け、2種類の巻き冶具を作ってみます


■ 第1案

  

左側の板には、M4タップを3ヶ所立て、M4のキャップボルトを固定します。
M4のキャップボルトは高さが4mmです。なので、コイルの仕上がり厚みは、4mmになります。
それからボルト頭の径は、滑り難いように全周にぎざぎざが付いています。巻き終えたコイルが抜きづらくなるので、旋盤で少し削りこみました。
(旋盤のない人は、ヤスリなどで引っかかりを落としておきましょう)

そのほかには、真ん中にM4タップ通しと、他3ヶ所は、φ3.4mmキリ通しです。

右側の板は、真ん中にφ4.1mmキリ通し、他は、φ3.4mmキリ通しです。

※注意 右横の鋼板が上下逆に置いてしまいました。





続いては、金ノコかジグソーで、3ヶ所に溝を切ります

外形も(お好みに合わせて)コイルの仕上がり径よりちょっと大きめに削り取ります






説明がヘタクソで、解りづらいかも知れませんね

■ 第2案


左側3ヶ所には、M5のタップと頭を落としたM5キャップボルトを固定します
こちらは、コイルの厚みを自由に変えられるような構造としました
真ん中にはM4タップ通し、他3ヶ所はφ3.4mmキリ通しです

右側に違う材料を使っていますが、単にアルミ板の端切れがあったから使ったというだけです(あまり気にしないでください)
真ん中はφ4.1mmキリ通し、左側のM5タップと同じ位置にφ5.5mmキリ通し、他3ヶ所、φ3.4mmキリ通しです


こちらも同じく、

金ノコかジグソーで、3箇所に溝を切ります
続いて、外形も(お好みに合わせて)コイルの仕上がり径よりちょっと大きめに削り取ります






■ さて、それぞれに穴をあけた鋼板ですが、

1つ目の案、M4キャップボルトの方は、2枚を重ね合わせて終わりになりますから説明は省きます

2つ目の案、M5キャップボルト(頭をカット)は、コイルの厚みを自由に変えられる構造です

左側真ん中にM4のボルトを通しておきます
そこに厚さ調整用のM4ワッシャーを重ねて通します

ワッシャー1枚の厚みが0.8mm

画像は、5枚で4mm。 1枚足せば4.8mmと厚みを変えることが出来ます




もう一枚のアルミ板を重ね、蝶ナットで固定したら出来上がりです


コイル巻き冶具は、コイルの厚み分のスペースをどうやって作るかが、ポイントです
アクリル板を3角形に加工して挟み込むなど、考えればいろいろな方法があります
巻き冶具は回転せず(動かない)、手でクルクルコイルを巻いていくのも『アリ』かなと思います

ぜひ、いろいろチャレンジしてみてください



 

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