Fit-RSの燃費は・・・
Published by mabo under 10. 燃費向上委員会 on 16:37車 種:ホンダFit-RS
型 式:GE8
排気量:1500cc
ギ ア:CVT オートマ
燃 費:
10・15モード 19.6km/L
JC08モード 18.4km/L
取組で得られた最高燃費:21.4km/L
車の燃費を伸ばすための、いくつかの試みを紹介します。
省エネって一言で言いたがりますが、これは僕にとって、タダの遊びです。
遊びなので、楽しくないと続きません。たまたま結果が出たから・・・燃費が良くなることに、面白くなってきたから続けてみただけです。
『メーカーが公開する燃費は有り得ない数字だ。普通の走りで、そんな数字が出るわけないでしょ。』
でも、できないのは、あなたの運転技術が無いからです。
昔の自分がそうでした。
『俺は走り屋だから、いつもアクセルふかしているから、燃費が悪くても仕方ない。
リッター8とか当たり前じゃん!』
ある時妻に言われました。『お父さん、運転へただね!』
ムカッっと来ました。殴ってやろうかと思いました。
『先の信号赤なのに、どうしてアクセル踏んでるの!それじゃ、燃費が伸びないの当たり前です。』
・・・・・何も言えませんでした。まったくその通りでした。
悔しくて悔しくて、仕方ありませんでした。
そのおかげか、いまは妻の乗る軽自動車以上に省エネの運転を身に付けました。
その気になった人だけチャレンジしてみてください。
①無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリン
無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンは、昔から言われている言葉にすると「レギュラーガソリン」と「ハイオクガソリン」にあたります。
無鉛ですからいずれも、鉛を使っていないガソリンの事を言います。大昔のハイオク(有鉛)ガソリンとは別物ですので、ご注意ください。
ですから、レギュラーガソリン仕様の車にハイオクガソリンを入れても全く問題はありません。
今のハイオク(無鉛プレミアム)ガソリンには、清浄効果が得られる添加剤が入っています。「長期にわたって入れ続ければ汚れが付きにくいであろう」という程度しか、世の中では期待されていません。
一部では、車がパワーアップし燃費が伸びるとも言われています。
余談ですが、お年寄りの方で、未だにオートマよりマニュアルの車の方が燃費が良いと思い続けている人がいます。でもこれって、間違いですよ。
ネットで調べてみると、意外に僕よりも若い人たちがつぶやいているのには驚きました。
ちゃんと調べてからにしましょうね!
今時の車の殆どは、オートマの方が燃費は良いです。
嘘だ~
信じられない!
よ―く、車のカタログを睨めっこしてください。それでも理解できないなら、ディーラーの営業マンにでも直接聞きましょうね。
車を買ってくれるお客様には、懇切丁寧な回答をしてくれます。
因みに、このチャレンジを始める前のfitの燃費は17.5km/Lから18km/Lでした。
4月始めなので、暖機運転なしエアコンの稼働もなしでした。
無鉛プレミアムガソリン(価格はレギュラーガソリンの約8%増し)に変えたフィットの
最高燃費は・・・・・なんと、驚きの21.2km/Lでした。
②タイヤの空気圧
空気圧が低いとタイヤの変形が大きくなり、ころがり抵抗が増えることで車の燃費が悪くなります。
ただ雪の日などは、これを利用すればタイヤのグリップは良くなります。
一方空気圧を上げると、転がり抵抗が少なくなる分燃費が良くなります。
↑ロードスターのタイヤ
アルトの一部車種は、指定空気圧が3.0kgf/㎝2、ミライースの指定タイヤ空気圧は2.6kgf/㎝2もあります。だからと言って他の車の空気圧をここまで上げると跳ね上がりが強く乗り心地が悪くなります。燃費を上げるどころの騒ぎではなくなります。低燃費をうたい空気圧が高めの車は、初めから足回りのセッティングなどが違います。同じ条件ではないので、考えながらテストする必要がありますね。
そのまま、鵜呑みにしてはいけません。
単純に空気圧だけを上げると、燃費は上がりますが、乗り心地がめちゃくちゃ悪くなります。それでも良いというなら構いませんが、乗り心地などのトータルバランスを考えるなら、指定空気圧の10~15%くらいを目安にすると良いでしょう。
空気圧を上げて(Fitの前後タイヤ共、2.5kgf/cm2)得られた最高燃費は、21.4km/Lでした。
勿論、ハイオクガソリンとセットの燃費です。空気圧単体でどれくらい伸びるのかは、解りません。
③86アルミテープ
86アルミテープ(トヨタ理論)を車に貼ると、+に帯電したボディから+イオンを空気中に放出させる。
今のトヨタ車、プリウスや86などに貼ってある(見えないところ)そうです。
なんだかわからないけどたぶん良くなるらしいので、取りあえず試してみました。
この情報は、ネットで『86アルミテープ』検索するといい話が見つかります。
貼る場所は、前後樹脂製バンパーの左右4か所(86専用テープ)に貼ります。
それから、フロントガラス左右下側と、ダッシュボード下のようですが、正しい場所が良くわかりません。特にダッシュボード下は、貼ったり外したりすると違いが分かるそうです。興味がある人は試してみてください。
因みに、バンパー以外に貼ったアルミテープは、ホームセン
ターで販売されているキッチン用のアルミテープでした。
これが良いのか悪いのか全くわかりませんが、僕にはアルミテープを貼る効果を全く感じることが出来ませんでした。
なので、前述2つにプラスαの燃費改善は得られませんでした。
④e-WATER(イーウォーター)
e-WATER(イーウォーター)をラジエーターに入れると、パワー・レスポンスの向上、燃費向上、排気ガスのクリーン化、エアコン・タバコ・ペットの消臭効果の他、運転中の疲労緩和、静電気のバチバチ防止、ボディの汚れ防止、オーディオの音質向上などなど、さまざまな効果を実現する、画期的なクーラント添加剤だそうで
す。
これだけ効果が出るなら、アマゾン価格6500円は安いもんだ。
一年中静電気体質の僕ですから、燃費は2の次、静電気だけ無くなれば良いと、期待満々でした。
e-WATERをラジエーターへ投入してから約2ヵ月経ちました。
もう、車全体に回り切った筈です。これで、バチバチから解放されます。
なのに何故か、6月でも静電気で感電します。
よっぽどの、最悪体質なんですね。きっと僕のせいなんでしょう。
パワーも、燃費も全然アップしません。
何か遣り方・使い方を間違ったのでしょうか?
『説明書通りやったんだけどな~・・・』
最低限期待した感電の改善が無いようです。はっきり言って、僕には高い買い物になりました。
仕方がない、冬までに静電気対策をもう一度考えよう。
今回の試みは、効果ゼロ!いや、マイナスでした。
(※これは、あくまでも個人の感想です)
中には効果のアップする人もいるのでしょう。
そんなこんなを試しているうちに、ある疑問に突き当たりました。
下り坂は燃費が伸びるけど、上り坂が続く朝は、燃費計がどんどん下がっていく。
『登っていても(限度がある)、車の燃費は伸びないだろうか?』
えっ?有り得ないって・・・・・
そこで、ある究極の競技に注目しました。
1リッターの燃料で、なんと3000km以上も走れる技術があるそうです。
・・・本当かな?
しかも世界では、なんと4000km/L以上の記録もあるそうです。
凄いですね。
『エコラン』と言う競技です。
『いくら軽量化したとは言え、そんなに燃費が伸びるわけないだろう。これは何かある。』
猜疑心と学習意欲が旺盛な僕は、エコラン競技からある走り方を探し出しました。
【エコランテクニックを習得】
ゆっくり加速すると、ガソリンは少しずつ消費するが、ある一定の速度まで到達するのに長時間がかかってしまう。
一方、素早く加速すると、ガソリンをたくさん消費するが、短い時間で目的の速度に到達する。
それでも、エンジンの仕事量とガソリン消費量はほぼ比例するので同じ速度まで加速するのに必要なガソリンの量は、ほとんど同じ。
それどころか、素早く加速した分目的地には早く到達する。
『絶対嘘だ!こんなんで燃費が良くなる筈無い!』信じられませんでした。
できるだけ早い時間に希望の速度まで加速し、後はスピードが落ちるまで惰性で走る。
これがエコラン走行です。
意外でしたね。僕は、燃費を上げるためには急加速を抑え、じっくりじわじわアクセルを踏むものだと思っていました。
良かれと思ってやっていた運転が、燃費の悪くなる運転だったなんて・・・・・
いつしかこの走りを身に付け、上り坂の走行でも徐々に燃費が伸びてきました。
もしかしたら・・・そう思い、無鉛プレミアムガソリンから、元のレギュラーガソリンに戻してみました。
最高燃費は21.1km/L.最低燃費で20.6km/L。なんじゃこりゃ!
ハイオク入れなくても20km/Lを超えた。
これはレギュラーガソリンを満タンにしてから、2週間の通勤時燃費です。
その後車を買い替えてしまったので、燃費がこのまま続くのかどうかは、解りません。
もしかしたら無鉛プレミアムガソリンの添加剤が理由なのかもしれませし、でももしそうだとしたら、いつまで効果が続くのでしょうか?続けてみないとわかりませんね。
【まとめ】
初めのうちは燃費アップが嬉しくて、初期のプリウス走り(燃費を伸ばすためには他の車に抜かれても平気)をしていました。だから僕を抜いていく車も結構いた気がします。
しかし段々に、抜かれることがストレスに変わっていきました。
いつしか、燃費を伸ばすために我慢の走りをしている自分に嫌気がさしてきました。
車の平均速度が上がりました。最後は、片道20km以上の通勤距離ですが、一台も車に抜かれることは無くなっていました。
当然ですが、100km/L以上で走るつわものが居たらたぶん抜かせますが・・・
ただ、あおりを入れてきたらタダではおきませんけど・・・(笑)
最後に計測したレギュラーガソリンでの燃費記録は、無駄なアクセルワークを極限までそぎ落とし、適度な?速度で巡行した場合の走り方です。
信号の少ない田舎道ですが、現実的な走りです。
無駄なアクセルワークを無くす走り方ができるようになれば、誰でもカタログデータくらいの燃費は出せます。
それでも、こう言う人がいるでしょうね。通勤の環境が違うんだよ。そんな夢みたいな燃費が出るはずないだろう。って・・・
確かにそうかもしれません。チョイ乗りや近くの買い物ばかりだと燃費も伸びませんからね。
最後に、ハイオク入れて、時速100km~110km/hで高速道路を走った時の燃費を、紹介しますね。この時高速走行時の平均燃費は、19km/Lでした。
都内の渋滞路での話をしているのではありません。もし通勤環境がそうだとしても、週末の遠出なら燃費は必ず伸びます。
私用で、東北自動車道を通り東京都内に行く機会も良くありますが、レギュラーガソリンでも平均燃費は17km/L以上でした。高速道路ではそこそこのスピードで走っていましたよ。
どんな環境であれ、無駄の無い走り方は、カッコ良いと思います。
最後の最後に・・・
これは、買換えた車ロードスターの燃費です。
ガソリン満タンにしてからの全走行距離は、294.2km。
で、平均燃費は・・・・・おっと!すげー21.7km/L
因みに、ロードスターの仕様は、
・排気量1.5L
・無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)仕様
・JC08モード 17.2km/L
・タイヤの空気圧2.0kgf/cm2(前後共)そのまま使用
・6MT(マニュアル車)
・足回り⇒貴島の車高調を装着済(車高-15mm)
・通勤距離 ⇒ 片道22km
この車、初めからハイオク仕様なので、燃費を伸ばすのは難しいなと思っていました。
でも、マツダの営業さんから美味しい話を聞いていました。
「うちのお客さんで、21km/L走った人がいましたよ。』
だから、走り方ですよ。
踏み込めば楽しい車です。もちろん燃費はググット下がりますが・・・
僕はこの話を聞いたとき思いました。
『絶対上を行ってやる。22km/Lを記録してやる!』って。
なので、燃費向上のチャレンジはまだこれからです。