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コンデンサ容量の違い

Published by mabo under on 12:00
 
<倍電圧整流回路>

整流用ダイオードの後ろには、100μFのコンデンサを使用します。
でも、もう少しコンデンサ容量を大きくした方が、充電効率は良いのでは? と思うこともあります。コンデンサ容量を上げることで、200rpmを過ぎた辺りから充電電流が落ちてしまう現象も解消できるかも知れません。

そこで、コンデンサ容量を変えると、充電電流はどんな状態になるのか、データーをとってみました。





テストに使うコンデンサ容量は、47μF100μF、そして470μFの3種類です。
整流用ダイオードは、すべて同じRK16を使用。

結果は・・・


一番容量の多いコンデンサ470μFが赤の線です。
ハブダイナモの回転数を120~130rpmまでと限定するなら充電効率は良く使えそうですが、頭打ちは意外にも早く、150rpm辺りから横ばい状態になってしまい、後半では使えそうにありません。
次に、黄色の47μFコンデンサは、出足は遅いものの充電電流は3つの中でも最高の0.34Aを記録しました。しかし、反対に低回転域では使えません。


相対的に見ると、やはりハブダイナモの倍電圧整流回路は、100μFのコンデンサ容量が一番適しているようです。



では、このグラフにブリッジ全波整流回路のデータも追加してみましょう。



緑のラインが全波整流です。
倍電圧整流の47μFと比較して、出足は遅いものの安定した充電がみられます。

どれがベストなのかというと、その時のハブダイナモの回転数によって変ってきます。
整流回路を選ぶ時には、このグラフを参考にしてみてください。

前回テストしたダイードVFの違いに続き、今回のコンデンサ容量の違いにおいても、充電電流の落ち込みを解消する方法は見つけられませんでした。
テストを重ねる度、ハブダイナモの波形も観測していましたが、充電電流が落ちると同時に、波形が飛ぶ(脱調)症状が見られました。
とても珍しい現象です。(残念ながら写真を撮り忘れていました)

次回は・・・それでも、なんとかできないものか?です。



 

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