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エアコン用のモーターは発電機に使えるか?

Published by mabo under on 18:56


知り合いから貰ったエアコン用のモーター

15年以上も前の物だそうで、少し錆が目立ちます。

せっかくなので、なんとか発電機に使えないものか、バッテリーへの充電テストをやってみました。

この2つのモーター、よく見ると・・・右のモーターからは3本の線が、左のモーターからは、4本の線が出ていますね。(画像をクリックで拡大します)

外観は同じでも、コイルの結線方式が違います。



どういうことかと言うと、3本線のモーターはデルタ結線、4本線はY結線(スター接続ともいう)です。
因みに、僕が作るエアギャップ発電機はY結線になります。







⇒ のように接続されています。
 の部分はコイル>


右側、Y結線の中心から出ている
線が中性点です。





両方とも3相のモーターですから、全波整流回路を通してからバッテリーへと接続します。

デルタ結線は、3本とも整流回路に接続するだけです。

一方、Y結線の方はまず始めに中性点を探します。
エアギャップ発電機で言うと、3相の端末を繋いだところです。

見つけ方は簡単!

テスターを交流の電圧モードに切り替え、4本の内適当な2本を選び手で回した発電機の電圧を測定します。
測定した電圧が、他の線に接続したものと比べ、半分の電圧になる線が中性点です。
中性点が見つかったら、他の3本をデルタ結線と同じ様に整流回路に繋ぐだけです。

で、結果は・・・






グラフを見ると解るように、デルタ結線の方がY結線よりも若干充電開始が早く、電流値も大きいです。
ただ、コイルの巻き数が同じなのかどうか、モーターをバラシテ確認したわけではないので、一概に結線による性能差なのかどうかは、わかりません。

しかし、 800rpmで10Aの充電電流 ですから、良い発電機になりそうです。

今回の発電機(モーター)性能テストは、電流値が大きく、整流用のダイオードがすぐ熱くなり不安定でした。
電流値測定用のテスターも10A(最大11A)までのものでしたから、大電流に対応できるダイオードで整流回路を作り直し、次は20Aくらいまでの回転数もチェックしたいと思います。

増速することで、水力用の発電機としても申し分ありません。
コギングが大きいため少し工夫は必要ですが、今後、垂直軸風車の発電機としても使って見たいと思います。





 

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