mabofarm

  100%手作りの生活を目指して!

  太陽電池パネルを使えば、電気の自給自足も簡単さ!

小さな小さな緊急用電源!

Published by mabo under on 18:08
『こんな小さなソーラーパネルで
 何ができるの?』
  
この問かけに、僕はいつも次の質問をします。

「自分で電気が作れたら、あなたは何をしたいですか?どんなことに使いたいですか?」

すると決まって同じような答えが帰ってきます。

『これじゃ、やれることが限られるでしょう。僕の遣りたいことなんてなんにも出来ませんよ。』

『これが自家発電?笑っちゃいますね。まるでおもちゃじゃないですか?だいの大人がムキになってやることじゃありませんよ。』

僕は答えます。
「これさえあれば、あなたが望むことは何でも出来ます。全て望みを叶えてくれますよ。・・・・・」



 そもそも、緊急時用の電源は蓄電池の大きさでやれることが決まります。
たくさんの蓄電池があれば何でも出来てしまいます。

ところで、自動車用のバッテリー1個の力がどれくらいか、皆さんご存知でしょうか?

【自動車用のバッテリー1個でできること。】

同ブログ記事を読まれている方なら、すでにその力はご存知でしょう。
なので、ここでは敢えてその紹介はしません。
わからない人は、以前の記事を読んでください。

さて、自動車用のバッテリーですが、簡単に言うと、小さな車には小さなバッテリーが、大きな車なら搭載されているバッテリーも大きな容量のモノとなります。
一般的な車に搭載されている バッテリー規格は、34B−19L(R)とか、36B-とか40B−19L
なんていう表示がされています。
頭にある数字、34とか40とかはバッテリーの容量ではありません。バッテリーのグレードを表す数字です。バッテリーの容量は別です。
因みに、HONDA・フィットなどに搭載されているバッテリーは、34Bー17Lという規格のバッテリーです。このバッテリーの容量は、27Ahです。
基本的に、車が大きくなればなるほど容量も大きくなりますが、今時の軽自動車は、燃費を良くするためにエンジンストップ機能がついるタイプがあります。
こんな軽自動車は、普通車で言えば大型高級車クラスのバッテリーを搭載している場合もあります。

今回使っている廃棄バッテリーは、40B−19Lという規格です。
このバッテリーの容量は28Ahです。
さて、このバッテリーの力を計算してみましょう。

バッテリーの電圧は12V。
容量が28Ahですから、×12V= 336Wh の仕事ができることになります。
このすべてを使ってしまうと、バッテリー過放電となりその後は蓄電すらまともに出来なくなってしまいますので注意が必要です。使える電気の目安としては、8割程度と考えましょう。

2011年に起こったあの忌まわしい原発事故から 、自分が生活するための電気を自分で作る人が増えてきました。

『信用の出来ない電力会社の電気なんて使えるか!』
そう言って、ソーラーパネルとバッテリー、DC-ACインバーターを自宅に設置。
家に系統連携型の電気を引き込まない。自家発電だけで十分やっていけるというものです。

否定するつもりはありませんが、僕は全くオススメはしません。

『至福を肥やし悪行三昧』の電力会社ですが、自家発電の設備費用は到底回収出来ないほどのハイコストです。単純に電気代を安くしたいなら、無駄のない使い方を考えるべきでしょう。改善すべきことは他にもたくさんあります。

僕は、時代の成長と共に育ってきた世代ですから、決して昔の様な生活に戻りたいとは考えていません。
少しくらい不便を感じても、心が豊かになりゃ良いんだなんて、さらさら御免です。 

我が家は、東電と40Aの契約をしています。娘が居た頃(結婚前)は、ドライヤーの使用によりブレーカーダウンなんてちょくちょく。契約を50Aに変えようかと考えた事もありました。

娘が嫁に行った今では、特に節電を考えることもありません。
先月の電気代は7000円程度でした。また、ある使い方を実践すると、あと1000円近く下げられることもわかっています。
つまりは、生き方の問題ですね。

あっ、また脱線してしまいましたね。

バッテリーに蓄電した電気を使うときは、基本的にはインバーターを使います。
もし、自動車のシガーソケットから使える電源を考えているならそんなものも必要ありませんね。

① DC12V電源を使う


バッテリー直結型ソケット(そのものズバリの名称ですね。)を使います。
500円から1000円程度です。
選ぶときは、どれくらいの電流が流せるコードなのかを知ることです。
通常自動車にあるシガーソケットから使うなら、15Aの耐電流かと思います。
15A×12V=180Wまで使えます。インバーターを接続するときには十分注意してください。


100均で購入できるUSBソケットが使えますから、携帯電話の充電ならこれだけで十分ですね。
車のシガーソケットが電源になる12V家電品なら、他にも使えるものがありますね。

② AC100Vの家電品を使う



家庭用の家電品を使う時には、直流12Vを交流の100Vに変換する必要があります。
所謂DC-ACインバーターを使います。
写真のインバーターは疑似正弦波と言って、完全な交流波形のインバーターではありません。
家電品によっては全く使えないこともあります。たとえ使えても警告音が出るなど弊害の発生するものもあります。出来るだけ安価に作りたい非常用電源ですから、前もって使用可否を見極めることが大切です。
この150Wの疑似正弦波インバーターの購入時の価格は、1700円でした。
まったく同じ物でも、今では2000円以上はするようです。またもし完璧な交流波形を望むなら、正弦波インバーターを使わなければなりません。価格も10倍以上はします。

使うモノとその目的を考える必要がありますね。

この左上、150WのDC-ACインバーターは直接シガーソケットに接続し使うことが可能です。
しかし、どういうわけか300W(右下)のインバーターにもシガーソケットのオスプラグが付いて販売されています。どうしてなんでしょう?
自動車内の配線は15Aまでが上限電流です。それ以上は保証されていない筈です。
また僕の車のシガーソケットは、120Wまでが上限と記載されています。
もしも大きな出力のインバーターを使う時は、耐電流の大きなバッテリー直結型ソケットを使いましょう。そういったモノもあります。
この写真の300Wインバーターには、耐電流25Aの大型ワニグチクリップを取り付けて問題なく使えるようにしました。

【溜めた電気の使い方】

①バッテリー直結型ソケットをバッテリーターミナルに接続する。
          500円〜1000円
⓶携帯電話を充電する。
          USBソケットを購入⇒100均なら 税込108円
③使用目的(家電品)に合わせて、インバータ―を選ぶ。
          2000円程度から、使う家電品により価格は様々。

因みにバッテリー1個でも全自動洗濯機は動きますが、その場合正弦波のインバーターが必要です。

緊急時には何が欲しいですか?
どんな家電品が必要ですか?
何もない平穏な今だから、備えることができるんです。

原発の無い世の中を、僕も望んでいます。
でもそれは電力会社を否定することではありません。
安くて便利なライフライン。それを使わないなんて勿体ないですよ。

停電になっても、僕たちは困りません。
どうぞゆっくり復旧してください。
それまで、慌てず日常の生活を続けていますから・・・・・





 

 

counter

Followers